有働由美子アナと日テレ 視聴率

有働由美子アナと日テレ 視聴率

日テレと有働由美子キャスターの憂鬱

有働由美子さんが村尾キャスターの降板に伴って「news zero」のメインキャスターに就任して、数十日の日にちがたっています。 当初こそ好評でしたが、最近は視聴率は下落気味。この問題に迫ります。

いったいどういう経緯なのでしょうか?はじめの回は10月1日は10.0%。まずまずの好調です。そして、ビッグニュースであった本庶佑さんがノーベル賞受賞の報道、さらに山中伸弥教授が、はじめて有働さんの放送にご一緒できて光栄です、と話されています。

そして、翌日の2日はタモリとの対話がセットされました。タモリはほとんどニュース番組には出ないといい、「テレビは見ているよりも、出てる方がおもしろい」と発言。この回も10.4%とまずまず。しかし、それ以降は下落傾向。そのわずか10日後には、4.6%と5%割れを記録してしまいます。

有働由美子さんのなにがまずかったのでしょうか?

実は有働さんは、朝日新聞の取材でそのインタビューで語っていたことがありました。NHK退社時に、ジャーナリストに対しての話で批判を浴びていたのです。
「不妊治療や、セックスレス問題を掘り下げていくのは、ジャーナリズムはやってはいけないのか?そうは思わない」という内容です。
新しくスタートした番組は、これまでのニュース番組というよりも、ワイドショー的な情報番組という色が強く出てしまっています。
村尾アナが確立したものですが、これまでとのギャップがあまりにもひどくて、低迷したのではないかと言われています。
「その日の出来事を知りたいだけなのに、なんであんなに薄っぺらい話をダラダラしているのか」「有働さんは枠がしっかりしたNHKでその内容を色濃く伝えることができたが、民放では単独でずっと見ていられるくらいに何かがある人じゃない」「キャリアは長いはず。しかし、中身がない」「どういう基準で彼女を選んだのか、村尾さんとの差が激しい」などの意見もSNS上ではあがっているようです。

相棒などで好調なのがテレ朝です。

テレビ朝日が、10月期の全日帯(AM6:00~AM0:00)の月間視聴率が7・7%となっています(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。この記録はすべてを平均した時のもので、先ほどのZEROの4.6%と比較すれば実に立派な数字であることがわかります。もちろん単独1位です。
日テレはどうなったのでしょうか?
実は僅差で並んでいます。
全日帯2位は、日本テレビで7・6%です。実はゴールデンの時間帯と言われる19時~22時、プライム帯と言われる19時~23時も含めて、58か月連続「月間3冠王」を記録し続けていました。

何がテレ朝の好調を支えたのか?

テレ朝は、この10月にスタートしたドラマ陣が好調です。
泣く子も黙る「相棒 season17」は、どれくらいの視聴率だったのでしょう?
第1話は、なんt17・1%!
米倉涼子で注目される「リーガルV 元弁護士・小鳥遊翔子」は、第2話が18・1%を記録しビッグヒットと呼ぶにふさわしい出来に。
バラエティーも好調。新しい布陣として期待された「ポツンと一軒家」も、14・0%と全方位的に首位を狙うにふさわしい状態で10月期のスタートを切ります。
また、いろいろと話題を呼んだ1日から装い新たに再始動した「報道ステーション」も、平均視聴率11・0%と好発進。
朝の情報番組としてすっかり定着した「羽鳥慎一モーニングショー」も、引き続き10月第1週は平均視聴率9.9%、第2週も9.4%で、朝番組の頂点に立っています。

日テレはテレ朝の好調に対して、手をこまねいてじっとしていたのでしょうか?
そうではありません。
日テレは10月期の新しいドラマ時間帯に、新垣結衣と松田龍平W主演で話題を総なめにしていた『獣になれない私たち』を投入。
新垣は二年前のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で大ブレイク。数々の賞を受賞していたことから、今回満を持しての抜擢でした。
しかし、ドラマは内容以前に人選の旬というものが大きな要素になります。
初回も大事なのですが、第2話からは視聴率がなんと1ケタに転落。
その後も起死回生の挽回に失敗し、低迷が続いています。

このドラマ不振と、元NHKから破格の抜擢となった有働由美子さんの「NEWS ZERO」の両方の不振が日テレの打撃となりました。
両者とも、話題性は事前には十分。そして実績も伴っていたため、これならいけるという判断だったと思いますが、ふたを開ければ両方とも大不振に…。なかなか事前には予期しがたい展開と言えると思います。

視聴率年間3冠王獲得にむけ燃えるテレ朝

またテレ朝は、全日帯の単独首位は開局以来一度も獲得したことがなく、今燃えに燃えています。そして、来年は開局60周年の記念ある年。多少無理をしようが、資金を惜しまず投入し何としてでも年間3冠王獲得を狙うのでは?ともっぱら言われているようです。
日テレの天下をテレ朝が狙う展開は、手に汗握るものとなっていくようです。